スキンケア用品は種類が多く、広告の印象で選んでしまいがちです。しかし、自分に合うものを見つける近道は、イメージではなくパッケージや公式サイトの「表示」を読めるようになることです。この記事では、化粧品を選ぶときに最低限知っておきたい表示の基礎知識と、選び方の手順を紹介します。

※本記事は一般的な情報の整理であり、効果を保証するものではありません。肌トラブルがある場合や合わない場合は使用を中止し、皮膚科医などの専門家に相談してください。

まず知っておきたい:「化粧品」と「医薬部外品」の違い

店頭に並ぶスキンケア用品は、法律上の分類で大きく2つに分かれます。

「薬用だから誰にでも良い」というわけではなく、目的に合った分類を選ぶための目印と考えるのが適切です。パッケージの「医薬部外品」表記の有無を見る習慣をつけると、広告の印象に流されにくくなります。

成分表示の基本的な読み方

化粧品は全成分表示が義務付けられており、原則として配合量の多い順に記載されています(一定濃度以下は順不同)。ここから読み取れることは次のとおりです。

すべての成分を覚える必要はありません。「自分に合った製品」と「合わなかった製品」の表示を見比べることから始めるのが現実的です。

選び方の手順:肌質 → 目的 → 使用感

手順1:自分の肌質を把握する

洗顔後に何もつけない状態で15〜30分ほど置いたときの感覚が手がかりになります。

洗顔後の状態肌質の目安
全体的につっぱる、カサつく乾燥肌傾向
全体的にベタつく脂性肌傾向
部分的にベタつき、頬はカサつく混合肌傾向
特定の製品でヒリつきやすい敏感肌傾向

敏感肌傾向の人は、新しい製品を使う前に腕の内側などで試す(パッチテスト)、一度に複数の新製品を使い始めない、といった基本を守ると原因の切り分けがしやすくなります。

手順2:目的をひとつに絞る

「保湿もしたい、テカリも抑えたい、エイジングケアもしたい」と欲張ると選べなくなります。いちばん気になることをひとつ決め、それに合った製品カテゴリから選びましょう。

手順3:使用感とテクスチャで続けられるものを

スキンケアは毎日続けてこそ意味があります。ベタつきが苦手なのにリッチなクリームを選ぶと使わなくなります。トライアルセットや少容量サイズが用意されている製品なら、肌との相性と使用感を低リスクで確認できます。

広告・口コミとの付き合い方

まとめ

  1. 「化粧品」か「医薬部外品」かの表記を確認する
  2. 全成分表示は配合量順。合う・合わないの記録に使う
  3. 肌質 → 目的 → 使用感の順で絞り込む
  4. 迷ったらトライアルサイズから試す

自分の肌の記録をつけながら選ぶことが、遠回りに見えていちばん確実な方法です。肌の悩みが続く場合は、自己判断を続けず皮膚科の受診を検討してください。